福島氷室のルーツ

有限会社福島氷室は、大正時代より営業している多摩地区が販売エリアの氷屋です。有限会社福島氷室の創業者福島美喜蔵は、大正前期から、東京府西多摩郡五日市町(現在のあきる野市)大字留原及び三ツ里村大字小和田地区の秋川河川敷で五日市製氷会社の休止施設を利用して天然氷の製造を開始。五日市町・西多摩郡全域を中心に販売を始めました。

有限会社福島氷室は、多摩地域随一の、氷商品ラインアップと自負しています。
氷商品のこと、どこまで配送可能かなど、ホームページだけでは不明な点はお問合せください。
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五日市製氷会社

五日市製氷会社については、明治42年12月10日(1909)号の『週刊多摩新聞』(第28号―3面)に次のような記事があります。

[製氷会社の設立 資本の総額五万円] 府下五日市町有力家は数年前より秋川(あきかわ)の水流を利用し製氷事業を計画しつつありしが、漸く機熟し同町字小荘(こしょう)内山啓三郎、同仲町金子榮太郎、同下町内山将三郎、同高取亀吉、同岸忠左右衛門、同郡三ツ里村字小和田天野庄次郎の諸氏発起となり、資本金五万円を以て三ツ里村小和田の秋川沿岸に五日市製氷会社を建設する事となし、一株拾円にて株式の募集をなしたるに忽ち満株の好況を呈したるより此期に乗じ去月二十五日五日市町露屋(つゆや)において株主総会を開催し、茲に設立を見たり。
<調布史談会発行、昭和45年6月発行復刻資料>
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週刊・多摩新聞とは

明治42年3月から1年の間、現在の調布市を中心に三多摩地方の政治・経済・教育等のことを記載した週刊の地方新聞です。
調布市にある祇園寺という寺の88代住職、中西悟玄師が発行していました。6ページ前後からなるこの新聞は、発行部数や配布地域など、詳細は不明ですが、かなりバラエティに富んだ内容で、政治経済をはじめ、小説や詩集、多摩地域のニュースなども掲載されていました。この画像は、復刻版の多摩新聞です。

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